保険診療と自由診療の違い
保険診療と自由診療では
①器具
②技術・方法
③材料
が違ってきます。
たとえば、保険診療材は 厚生労働省の諮問期間である中央社会保険協議会で審議され承認されたもので、官報で告示されます。
自由診療材は歯科医と歯科技工研究所が共同開発したもので、材料の制約はありません。
保険診療とは
保険診療とは経済的負担が少なく、定められた金属・陶材を使います。
■保険で定められた材料
・アマルガム
・14K金合金
・金銀パラジウム合金
・ニッケルクロム合金
・銀合金
・硬質レジン
・スルフォン樹脂
・陶材
・その他
■保険診療での問題点は?
たとえば、保険診療のアマルガムは人体に害はないとされていますが、
・水銀を50%含む
・微量ながらスズも含む(スウェーデンでは、すでに使用禁止!)
自由診療とは
自由診療とは保険診療より高いが、より人体に適合した貴金属・陶材を使います。
■人にやさしい材料
・コバルトクロム合金
・金合金(18K、20K)
・白金加金
・チタン
・メタルボンド
・ハイブリッドレジン
・セラミック
自由診療の材料は機能と耐久性に優れています。
■優位性
1、伸びが良いので歯面との適合がよい。
2、強度が優れているので、長持ちする。
3、体になじむので金属アレルギーが少ない。
4、柔軟性に優れているので薄く加工できる。
■薄く加工できるので
1、軽い
2、異物感が少ない
3、発音しやすい
4、衛生的
5、見た目がよい
6、食べ物の味がそのまま楽しめる
■自由診療での問題点は?
保険診療よりも人に優しい材料を使うので、器具や技術も高度になりますので、金額が高くなります。